2010年08月30日
無事、発見!!!
先日より皆様にご心配をお掛けしております。
東京のHさんが無事発見されました。
ただ今、高山警察より連絡がありました。
よかった!!!!
14日から16日間の長期に行方不明でしたが奇跡的に無事発見されました。
いろいろな方にこのブログをリンクして頂きご心配をお掛けしましたが取り急ぎお知らせいたします。
詳細です。
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信毎WEB 2010年8月31日付 よりの転記です。
北アルプスに入山し、下山予定日の今月16日を過ぎても戻らずに行方が分からなくなっていた東京都江東区の会社員女性(61)が30日、三俣蓮華岳近くの湯俣川で2週間ぶりに救助された。大町署などによると、女性は入山2日目に沢筋に迷い込み、それ以来16日間に渡ってさまよっていたとみられる。衰弱しており、県警ヘリコプターで松本市の病院に収容されたが、大きなけがはないという。
同署などによると、女性が見つかったのは標高1700メートル前後の湯俣川と赤沢の合流部付近=地図。30日午前9時半ごろ、三俣蓮華岳方面から湯俣川を下ってきた8人パーティーが「助けてください」との声を聞き、沢筋から一段高い場所の岩陰にいた女性を見つけた。
パーティーのメンバーがカステラなどを食べさせ、山岳ガイドが4~5キロ下流の山小屋「晴嵐荘」に連絡して救助を要請した。
女性は13日に岐阜県高山市の新穂高温泉から一人で入山し、三俣蓮華岳を経て富山県折立に下山する計画だった。13日は笠ケ岳近くの笠ケ岳山荘に泊まり、14日に双六岳近くの双六小屋で昼食を取った後、三俣蓮華岳に向かう途中で登山道を外れたらしい。遭難中はほぼ沢の水だけで過ごしていたとみられる。家族が22日に岐阜県警に捜索願を出していた。
県警地域課によると、県内では1999年5月に下高井郡山ノ内町志賀高原の岩菅山で、単独登山していた男性が16日ぶりに救助された例がある。男性は持っていたマヨネーズなどで飢えをしのいでいた。
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命救った多めの携帯食 北ア、2週間ぶり救助の女性が退院
9月1日(水)
北アルプス三俣蓮華岳近くの湯俣川で2週間ぶりに救助された東京都江東区の会社員女性(61)は、通常より多めの携帯食を持っていて、少しずつ食いつないでいたことが31日、大町署の調べで分かった。女性は同日、松本市内の病院を退院した。
女性は13日に単独で、岐阜県高山市側から3泊4日の予定で入山した。31日午前、入院先の病院で面会した署員によると、すべて小屋泊まりの予定で自炊の用意はなかったが、せんべい、イカの薫製、ドーナツを各1袋とバナナ、ミカン、オレンジなどの果物、水で戻して食べる携帯米1食分、あめなどを持っていた。
14日、双六岳近くで強い雨に遭って道に迷い、18日ごろまでは登山道を探し歩いたが、持っていた水がなくなり沢筋を下った。そのまま下山を試みたが川を渡れず、救出された場所に。この間10日ほどは携帯食で食いつないだが、30日に登山パーティーに発見されるまでの最後の5日間ほどは、ほぼ食料が尽きていたらしい。
木に黄色のナイロン袋を付けて目印にし、じっと待った。「うとうとしていたら人の声が聞こえて思わず叫んだ。みなさんに心から感謝したい」と女性は話したという。署員は「2週間さまよっていた割に元気だった。ある程度の食料を持っていたことが幸いした」と話していた。