2010年8月13日(金)
今回のお盆休みは北アルプスへ。
雨の中高速道路を一路岐阜へ。12日21時ごろ新穂高の登山者無料駐車場にスペースゲット。
心配していた台風も東北に抜け一安心。台風一過のいい天気を期待して暫しの仮眠で朝4時ヘッ電を付け
暗い林道をイザ出発。
増水の蒲田川を横目で見ながら
5:30。笠新道の登山口到着。
ここで今回の山行きでお知り合いになった大阪の
E本ご夫婦と福岡のⅠ山さん4名のグループとお会いするがこの時は挨拶程度で北アルプス3大急登を登り始める。
最初は快調に登るがだんだんと苦しくなり牛歩の歩みで高度を上げるが急登2/3辺りで早くもシャリバテ状態。(私のシャリバテの兆候は猛烈に眠たくなってきて寝ながら歩いてしまいます。)
急遽、登山道脇でザックを下ろしおにぎり2個をパクついていると次々と後続に追い越される始末。
そこで杓子平到着間近にプチ事件が!上の方で「大丈夫か?」の大阪のE本ご夫婦の旦那様の大声が。行って聞けば奥様が道を踏み外して全身隠れるぐらいまで藪の中に滑落!!!怪我がなくて幸い!!!
9:30。杓子平到着。まだ、まだ笠が岳はガスの中で杓子平を登っている途中で少しお向かいの槍さんが顔を出す程度。
11:25。稜線分岐に到着。この後ガスも少しとれてきて稜線、笠が岳山頂が姿を見せる。
12:25。抜戸岩到着。山荘まではもう目と鼻の先だけどここからが長い。
13:15。笠が岳山荘到着。登山口から7時間45分。ほぼコースタイム通り(到着間際は頭の中でビール。ビール。ビールの大合唱)
受付を済ませ取り合えずビールで乾杯!!!
後続のE本ご夫婦もしばらくして到着。3人で改めてビールで乾杯しました。お疲れさん。
この頃にはガスもとれ向かいの槍、穂高が顔を並べてご挨拶してくれました。すばらしい景観です。
暫し休憩をして山頂へ。2898mの山頂タッチ。穂高をバックに記念写真。(冒頭の画像)
笠が岳山荘は山の頂上にある山荘なのに広くて綺麗な山荘でした。この日も混雑を予測していたのですが布団は一人一枚で快適でした。
2日目
朝起きると・・・・・
がび~~~~ん。
福岡からの4人グループI山さんはテン泊だったので夜は凄かったとおっしゃっていました。
この方たちは双六から槍に向かわれるそうです。
そうそうこの方たちの秘話を急登を登り中下を見て喘いでいると何か落ちていました。首を冷やすネッククーラーです。そのまま行き過ぎても良かったのですが拾って持っていると上の上の方から声が「ま~~~仕方ないね。諦めるか!!」そのグループの方たちに追いつき「ひょとしてこれ落し物じゃないですか?」と聞けばその方の物でした。何やら昨日3000円で買ってきたばかりだそうで感謝、感謝されました。
ここからのお付き合いです。
雨、風です。(ここからは何もお伝えすることはありません。期待しないで下さい。駆け足でいきます。)
6:30。山荘出発。
稜線は雨、風で結構凄かったです。
ここで前を歩いている赤いレインを着たご婦人と双六小屋までの道中二人旅となります。
聞けば凄いご婦人で東京からの単独行でこの笠が岳が100名山登山中の98座目でこれからこの雨風の中黒部五郎の小舎まで行かれて小屋泊し99座目の黒部五郎を登って太郎平小屋に泊まり折立から富山に向かい帰られるそうで尊敬します。参りました。乾杯です。
そんなことを話しながら
9:55。弓折岳到着。
当然、道中何も見えません。
12:20。双六小屋到着。(コースタイム4時間50分)見たかったでんと構えた鷲羽岳の前に佇む双六小屋の風景も何も見えません。知らないうち小屋に到着してました。
当然、外は雨風。天気が良ければ双六岳に登りかったのですが。
この後小屋でウダウダしていました。小屋はテン泊の方が非難してきて大混雑。でも布団は一人1枚で快適でした。ここも綺麗な小屋で小屋というより旅館みたいでした。従業員の方も凄く対応が良かったです。
後は酒飲んで寝るだけ。
3日目
やはり雨。少し小ぶりになってガスが出ていましたが依然天候悪し。
福岡の4人グループの方は明日の天気に期待をして槍まで登られるというのでいつかどこかでお会いするのを約束してお別れし
6:00。小屋出発。
7:00。弓折乗越着。
7:40。鏡平小屋着。鏡池でもな~~~~んも見えません。
9:10。秩父沢着。流石に沢は増水しています。
9:45。小池新道登山口着。
10:00。わさび平小屋着。
11:20。新穂高到着。
この後はのんびり温泉に入って帰りました。
この頃から下界は太陽が射し青空が見えてきました。ちくしょ~~~ぅ。でも福岡のグループの方たちは良かったですね槍で夕日と朝焼けが期待できます。
これから京都までのなが~~~~~ぃ道のりが待っています。高速道路の渋滞です。家に帰ったのが19:30分。疲れました。
でも、充実した3日間でした。
大阪のE本ご夫妻ありがとうございました。寂しい一人旅が楽しい一人旅になりました。
福岡のI山さん。また、今度どこかの山でお会いしましょう。槍はいかがでしたか?
高知からこられた西穂から縦走されて双六小屋で退屈な時間を共有していただいた方(お名前聞くの忘れ増した。笠が岳の景色は如何でしたか?
その他いろいろな方ありがとうございました。今回もいろいろな人に巡り合えて楽しい山旅でした。
次回は何処に行こうかな?なんて、もう思案中です。
山で出会った可憐なお花さん達です(名前は知りません。)